マイホームを購入する際に住宅ローンを利用される方が多いと思います。住宅ローンを利用するには、金融機関による住宅ローン審査に通過する必要があります。

「いったいどのような点が審査されるの？」「通過するためにはどうすればいいか？」「もし落ちてしまったら住宅ローンを利用できなくなるの？？」など、気になる方も多いと思います。今回は、住宅ローンの審査にはどのくらいの期間がかかるのか、どんな書類が必要なのかを確認し、まずは住宅ローンの流れを理解していきましょう。

1.基本の流れを理解しよう

まず、住宅ローンの審査には、事前審査（仮審査）と本審査があります。住宅ローンを組むには、どちらにも通過する必要があります。住宅ローンを組むための第一歩こそが事前審査（仮審査）です。

1.1なぜ事前審査（仮審査）があるのか？

では、なぜ住宅ローンでは、２回も審査を受ける必要があるのでしょうか？

それは、申込者の返済能力をみるために必要だからです。購入する自宅が決まったのに、ローン審査に通らないために契約出来なかったという事態を防ぐため、本審査の前に事前審査（仮審査）によって先に確認を行います。

本審査はとても時間と手間のかかる作業になるため、事前審査（仮審査）を事前に行うことで短期間で返済能力を判断することも目的とされています。

また、物件探しの段階で、不動産会社の営業から「まずは事前審査を受けてみませんか？」と事前審査の申し込みを勧められることがあります。購入する物件が決まっていないのに、住宅ローンの事前審査を申し込んで大丈夫なのか不安に思う方もいますが、購入したい物件が決まっていない状態でも事前審査を申し込むことができます。事前審査を受ける事で借入額の目安や返済計画の立てやすいなど様々なメリットがあり、予算の範囲内で理想のマイホーム探しができます。

1.2住宅ローン事前審査（仮審査）にかかる時間

金融機関にもよりますが、事前審査（仮審査）の結果は、だいたい3～4日ほどで、長くても1週間で判明します。

その後の本審査では、事前審査（仮審査）時に提出された申告内容と本審査時の申告内容に相違がないかを確認するなど、事前審査（仮審査）よりも細かな審査となります。そのため提出しなければならない書類も多く、審査期間についてもだいたい1～2週間ほどと、事前審査（仮審査）よりも長くなります。ただ、人によっては、3～4週間と長めにかかる場合もあるようです。

1.3事前審査（仮審査）の目的と本審査との違い

事前審査（仮審査）と本審査の違いは、簡単にいうと「結果の出る速さ」「審査の厳密さ」といえます。

事前審査（仮審査）には、なるべく手間を省きながら「融資できるかどうか」を早急に見極めるのが事前審査の目的です。

一方、本審査では、事前審査（仮審査）の時よりもより慎重に申込者の情報を見ていくことで「本当に融資していいか」を審査します。事前審査（仮審査）時に提出された申告内容と、本審査時の申告内容に相違がないかの確認が必要なため、必要書類も数が多くなり手続きにも時間がかかります。

1.4審査の申し込みから借り入れまでの流れ

購入したい物件が決まったら、購入の申込みを行います。そして売買契約締結まで1～２週間程度の期間を置き、その間に事前審査（仮審査）および本審査を受け、契約の締結という流れになります。その間に結果が出ない場合には、物件が人手に渡る恐れがあります。

事前審査（仮審査）を通過しても、次に本審査があります。本審査に通ってはじめて住宅ローンの契約を結ぶことができます。また、事前審査（仮審査）に通ったからといって、必ずしも本審査に通るわけではないので注意が必要です。このことをしっかりと押さえておいてください。契約後は物件の引き渡し時に住宅ローンによる借り入れが始まることになります。これが住宅ローン審査の一連の流れとなります。

住宅ローン利用までの一連の流れ（一例）

1.5住宅ローンでの必要書類

事前審査（仮審査）の申し込みでは、さまざまな書類が必要となります。本人確認書類であればすぐに提示できますが、住民票や印鑑証明書は市区町村役場で発行してもらわなければいけません。前年の源泉徴収票や住民税決定通知書・課税証明書、個人事業主は確定申告書などの「収入確認書類」の準備を早めに行いましょう。特に源泉徴収票を紛失してしまうと、再発行に時間がかかります。書類の準備で負担を増やしたくない場合には、取引相手の不動産会社などに依頼する方法もあります。必要書類の案内や、申し込みなどの手続きを一括で請け負ってもらえます。物件購入の件で話をする際に、住宅ローンの手続きについても相談してみるといいでしょう。

フレンドホームでは、住宅ローン申込の際に必要な書類は、書面を交えてご案内させていただいております。また、手続きに関しましても一括で請け負っております。

上記にもある通り、本審査では仮審査よりも多くの種類の書類提出が求められます。どれ1つとして不足していても審査に通過できないので、忘れずに用意しましょう。

2.まとめ

いかがだったでしょうか？

住宅ローン審査の流れを掴んでおくことで、マイホーム購入へのビジョンがより強くイメージできるとことと思います。

事前審査（仮審査）に通ったからといって、必ずしも本審査に通るわけではありません。また、住宅ローンの審査では多くの種類の書類提出が求められます。 書類によってはすぐに準備することが難しい書類もある為、早めに用意しましょう。

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